« 布おむつは紙おむつより環境にやさしいか?(4) | トップページ | ゴーヤーと枝豆 »

2008年8月17日 (日)

布おむつは紙おむつより環境にやさしいか?(5)

昨日は、私の独断と偏見に基づき、「布おむつの方が紙おむつより環境にやさしい(環境負荷が低い)」という「結論」にひとまず至った。ただし、このおむつの話、それだけで終わってしまってはもったいないような気がするのだ。

英国環境庁の報告書を自分でほじくり返しておいて今更こんなことを言うのは恐縮だが、BBCが報じた「布おむつも紙おむつも環境負荷に大差ない」という結果にも意味があると思うのだ。これは言い換えると、「布おむつを選択したからと言って紙おむつより環境にやさしいとは限らない」ということでもある。

繰り返しになるが、紙おむつは製造時に原材料として石油や木材パルプを使い、製造工場では電気を使う。また、廃棄時には水分を含んだ紙おむつを焼却することでCO2が出る。かさばるおむつを車で買いに行けば、ガソリンからまたCO2が出る。
一方、布おむつも製造時に原料として綿、ウールや石油(おむつカバー)を使い、縫製工場では電気を使う。また、家庭での使用時には洗濯のために水や温水、洗剤、人によっては柔軟剤を使う。洗濯機や乾燥機を回すにも電気が必要だ。下水に流れ込む汚物は下水処理場で処理が必要だ。水は再生可能な資源ではあるが、浄化、給水には当然電力が使われている。

紙おむつの環境負荷の大半は製造時に発生するので、ユーザー側の工夫の余地は小さいが、環境負荷の大半が使用時に発生する布おむつでは、ユーザー側の行動がトータルの環境負荷に大きな影響を与える。その行動が不適切だと紙おむつより環境負荷が高くなることも十分あり得るということだ。

布おむつを使うのであれば、他の洗濯物と一緒に洗う、もしくはまとめて洗う、生分解性の高い洗剤を使う、風呂の残り水を使う、乾燥機ではなく天日干しするなど工夫が必要だ。電気の使用量を抑えるために、省エネ性能の高い洗濯機を選ぶことも重要だ。

しかし、環境負荷の低減というのは布おむつユーザーの自主的な努力に任せておくだけでいいのか?という疑問がここで浮かぶ。ロンドンでは地域によっては布おむつユーザーに補助金を出しているそうだ。日本ではそういうことは聞いたことがない。語弊があるかも知れないが、使用済み紙おむつの処理の大半は税金で賄われているのが現状だ。
布おむつは洗濯の際に水と電気を使うが、その料金は使った分だけ水道代、電気代としてユーザーが負担している。一方、紙おむつは95%以上の自治体で一般の家庭ごみとして収集されるため、家庭ごみが有料化されている一部の自治体を除き、紙おむつを捨てる量が増えても金銭的な負担は増えないのだ。家庭ごみの処理が有料化されれば、その負担金額によっては布おむつを選択する人も増えるかも知れない。受益者負担の原則から言えばその方が妥当だと思う。

ところで、英国環境庁のおむつ調査の結果は、英国内でも様々な波紋を呼んだようだ。次回はそれを紹介したい。(「明日」と書かずに「次回」にしたのは若干息切れ気味のため)

さて、今日の昼御飯と晩御飯の写真。Dscf8796Dscf8804










・ナスと鶏肉の南蛮煮
・ナスとキュウリのポン酢漬け
・ナスとホウレンソウの味噌汁
・ナス焼き

ナスばかりなのは、今日の午前中に市民農園に行ってナスを20本以上収穫してきたため。ナスの株を疲弊させてしまって良くないことなのだが、2週間放置してしまったら通常の3倍くらいの大きさになっているものもあった。お隣さんにもおすそ分けしたが、まだ10本近く残っている。しかし、「旬の野菜」とはこうやってまとめてやってくるものだ。料理を考えて食材を買うのではなく、旬の食材から多様な料理ができるようになりたいものだ。
Dscf8794










★今日の一枚
お気に入りの象のぬいぐるみをベッド際に追い詰める。
Dscf8786

|

« 布おむつは紙おむつより環境にやさしいか?(4) | トップページ | ゴーヤーと枝豆 »

おむつ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1070691/23048270

この記事へのトラックバック一覧です: 布おむつは紙おむつより環境にやさしいか?(5):

« 布おむつは紙おむつより環境にやさしいか?(4) | トップページ | ゴーヤーと枝豆 »