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2008年9月 7日 (日)

食料自給率と母乳育児の関係

日本の07年度の食料自給率(カロリーベース)が13年ぶりに上昇し、39%から40%になったというニュースが先日あった(逆に言うと、昨年までずっと下がりっぱなしもしくは横ばいだったということ)。国産麦などが豊作だったことに加え、値上がりした小麦などに比べてコメが割安になり、消費が伸びたことが主な要因だそうだ。1人当たり年間コメ消費量は前年度比0.4kg増の61.4kgになったという。

主要国の自給率は、米国128%、フランス122%、ドイツ84%、英国70%(いずれも03年)なので、日本の食料自給率が際立って低いことには変わりないが、暗い話の多い農業分野では久々に明るいニュースだったのではないだろうか。

ところで、母乳の出をよくするために妻が「母乳マッサージ」に通っていることを先日紹介したが、食事に関してここの先生(助産婦さん)によく言われていることがある。それは和食中心の食事にすることだ。日本人の体は油っこいもの、肉類、小麦から作ったパスタ、パンなどになじまないため、母乳の出をよくするには米、野菜、魚を中心とした和食(日本人が古くから食べてきたもの)が一番だという。また、油っこいものを食べるとおっぱいを分泌する腺が詰まる「乳腺炎」になったり、母乳が不味くなったりする恐れもあるという。

欧米諸国に居住している日本人女性の母乳の出がどれだけ悪いか、味がどれだけ不味いか調べてみたい気もしたが、アドバイスをありたがく受け入れてコメ中心の食事に切り替えることにした。

<今日食べた今年初の新米:高知産>
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うちではそれまで朝食はパンで済ませることが多かったのだが、ご飯にした。うどんやパスタの回数もかなり減らした。その結果増えたのがコメの消費量だ。これまでの倍近くになっただろうか。3食コメの時は、2人で1日3.5合ほど食べる。計ってみると1合は160gほどなので、2人で1日560g、年間204kg、1人当たりでは年間102kgも食べていることになる。たまには外食をしたり、うどんやパスタなどを食べることもあるので、実際はこれより少ないだろうが、昨年度の日本人平均の61.4kgよりはかなり多い。コメを食べると、59%(2006年)と肉よりずっと自給率の高い魚介類を食べる頻度も増える(うちは朝食によく魚を食べる)。我が家では母乳育児をきっかけに食料自給率の向上にかなり貢献していると胸を張れるのだ。ちなみに、食料自給率が79%あった1960年には、日本人は1人当たりコメを114.9kgも食べていたそうだ(今の日本人平均の約2倍)。

コメをしっかり食べているおかげか、母乳の関係ない私まで体調はすこぶる良い。妻の体調もよく、母乳の出も改善したようだ。

日本の食料自給率の低迷は、海外の安い農産物が流入してきたこと、生産の効率化が進まないこどなど供給側の問題に加え、日本で大規模に栽培しにくい小麦や、飼料を自給しにくい肉類の消費が増えたことなどが主な理由として挙げられる。大量の食料を輸入する反面、日本での栽培に適したコメは余ってしまい、農家は長い間生産調整に苦しんできている。大げさな言い方だが、母乳育児は日本の農業を救うかも知れないのだ。

※パンからコメへのシフトは自給率を向上させるが、和食に欠かせない味噌、醤油、豆腐などは原料の多くが輸入されているため、自給率が低いことには注意が必要。私はなるべく国産原料のものを選ぶようにしている。

さて、今日の晩御飯は、ナスと鶏肉のみそ炒め、スペイン風オムレツと昨日の残り物など。今年初の新米がまばゆい。「お宅の晩御飯、いつも和食じゃないんじゃないの?」という突っ込みがありそうだが、母乳育児には「~しなくてはいけない」といったストレスは大敵。「和食」を拡大解釈し、コメを食べ、油は控えめにしつつ、食べたいものを食べることにしている。今日は、自給率が5%と極度に低いビールは自粛し、自給率100%の水道水を飲んだ。
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★今日の一枚
ミルクを待たせて泣かせてしまった。マホ:「和食でも洋食でもいいから早く持って来てよ!」
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