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2010年11月

2010年11月 7日 (日)

自己肯定感を育む育児

今日は9:00から11:00まで保育園の懇談会。マホが所属する1歳児クラス「桃組」の父母が集まり、子どもたちの普段の生活ぶりの紹介(DVD映像)や育児に関する注意事項の説明などがあった。

その中で、リーダー格の保育士さんによる育児レクチャーがあったのでその内容を少しご紹介したい。その保育士さんは自身も4歳くらいのお子さんを子育て中のママでもある。

レクチャーのテーマは「自己肯定感」。自己肯定感とは、自分に対する自信であり、自分をも他人も認め、前向きに生きるためのエネルギー源だ(私の理解)。レクチャーを要約すると、2歳児の子育ては、イヤイヤ期を迎えてが大変な時だが、親は気持ちの余裕をもって子どもを認め、愛してあげる姿勢が重要ということだった。

子どもの身に危険があること、他人に危害を加えること、大切なルールを破ることなどをやった時にはしっかり叱る。叱るときには感情任せに「怒る」のではなく、なぜいけなかったのか、しっかり目を見て説明する(←一部私の勝手な補足あり)。

一方で、「イヤイヤ」の裏返しでもある子どもの自立したい、自分でやりたいという気持ちを大切にし、いいところも悪いところも全部受け入れて愛するという姿勢や、「イヤだ」、「やりたくない」というような気持も理解・共感して認める態度が子どもの自己肯定感を育むというのだ。

いつも笑顔でいることも大切。そして子どもの人格を否定するようなもの言いは決してしないように、とも。例えば、道路に飛び出した子どもに対して「危ないでしょ!あなたは本当にバカなんだから!」というような言い方だ。

ここで保育士さんが紹介してくれたレポートから興味深いデータをご紹介したい。少し古いのだが、文部科学省の委託調査で2002年に日本、アメリカ、中国で中学生を対象に行われた「中学生の生活意識に関する調査」だ。原典は数値だったのだが、いくつか抜粋してグラフにしてみた。

D_4

F_3

G_3

H_4

J_3

日本人の子どもの自己肯定感の低さを示すデータがずらり。日本人特有の奥ゆかしさや控え目なところを差し引いても自信のなさが目につく。

保育士さんがレクチャーで引き合いに出していたのはこれらのうち、

「J 私は他の人々に劣らず価値のある人間である」
日本   31.5%
アメリカ 81.5%
中国   86.6%
(「よくあてはまる」と「ややよくあてはまる」の合計値)

だった。

8年前の調査とは言え、現在でもそう変わっていないだろう。むしろ、日本の国際的な地位低下が最近メディアの話題に上らないことはないので、若者も影響を受けてもっと自信を失ってしまっているかも知れない。

詳しい調査結果は、調査を行った(財)日本青少年研究所のHPを見てもらいたい。
http://www1.odn.ne.jp/youth-study/reserch/index.html

次代を担う若者がこのような意識では、日本の将来が心配になる。天下国家を語るのもいいが、まずは目の前の自分の子どもをしっかり育てる必要を感じた次第だ。

自己肯定感を育む取り組みとして、保育士さんからひとつ提案されたのは、「二重否定」の言葉を極力使わないようにすること。二重否定とは、なかなか寝ない子どもに「早く寝ないと明日遠足行けなくなっちゃうよ!」というような類ネガティブ×ネガティブの文章を指す。改めて言われてみると、確かにそうだ。他人に対するネガティブな感情や表現は自分にも跳ね返ってくるものだし、言われる方も気分が落ち込むものだ。

なぜそいういう表現をするのかというと、言うことを聞かない子どもを、「何かができなくなる」という恐怖心を煽ることでコントロールしようとしているわけだが、たいていはうまくいかない。自分自身、振り返ってみると、なかなか朝食を食べきらないマホに対して、「早く食べないと保育園のおやつがなくなっちゃうよ」などとよく使っていることが分かる。

「早く寝て、明日楽しく遠足に行こう」とか、「早く保育園に行ってお友達と遊ぼう」とかなるべく楽しい、前向きな表現に置き換えしていこうと思う。

私の根拠のない勘では、人格の骨組みは小学校低学年くらいまでには概ね形成されるのではないか。今を大切にしっかり子育てしていこうと思う。貴重な気づきを与えてくれた保育士さん(保育園)に感謝。

ということで(?)、この日の夜は、保育園のパパ仲間と飲み会。桃組25人中12人が参加。家事・育児をしっかりやってから大手を振って飲もうという趣旨で、地元ならではの20:30スタート。私が幹事だったのだが、

ユリ(下の子)が鼻づまりで眠りが浅い

部屋にゴキブリが出現し、私がやっつける物音でユリが目を覚ます

ユリが寝ないとマホもなかなか寝ない

という悪循環で、私がユリの寝かしつけをやってから自転車で駆け付けたものの、30分ほど遅刻してしまった。その後ユリが目を覚ましたという泣きの電話が妻から入るも、何とか2人の寝かしつけをやってくれて、私は飲みに専念することができたのだった。おかげで次の日は久々の2日酔い。大ひんしゅくだった。

★今日の一枚
パパ飲みの次の日、二日酔いで部屋内をごろごろ。夕方に気分が多少回復してきたので畑で長いもを収穫。実はこの長いも、宅配できたものの食べ切れずに余らせて、芽が出かかっていたものを2年前に植えたものだ。2年間でずいぶん大きくなった。気合いを入れてスコップで掘り進めたものの、二日酔いもあって、先っぽまで掘り起こせずに途中で断念。それでも65センチ、2kg超の大物が掘れた。

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マホ:「パパ、なんで先っぽまで掘らなかったの?」
パパ:「決して二日酔いが原因ではなく、先っぽは来年のために残しておいたんだよ(←自己肯定もとい自己正当化)」

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2010年11月 5日 (金)

保育園見学の効果

しばらくブログ更新をさぼっており、どこから再開しようかと思っていたのだが、最近あった出来事を特に脈絡なく書いてみようと思う。

さて、11月4日(木)に会社を休み、妻・ユリと初めての保育園見学に行ってきた。見学といっても小中学校の授業参観とは違い、子どもに気づかれないように目張りをした窓から普段の生活ぶりを見るのである。
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初めて見る様子だったが、先生のピアノに合わせて歌ったり踊ったり。友達をおもちゃの取り合いをしたり、おしゃべり(会話が成り立っているか分からないけど)をしたり、楽しそう。いつも朝保育園に行って先生に預けた後のことは知らなかったのでとても興味深かった。
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9:00~10:00までそんな様子を見た後、今日たまたま予定されていた人形劇をマホと一緒に観た。本当は人形劇を見る様子もどこかからこっそり見ていようかと思ったのだが、保育園の先生が、「マホちゃんが喜びますので、一緒に観てあげてください」と言うのでその通りにしたのだ。

妻はユリを抱っこしており、途中でぐずって帰ることがあり得るので依然姿を隠したまま。見学に来たことを明かして私がマホの前に姿を現すと、マホは特に驚いた様子もうれしい顔も見せず、少し拍子抜け。

劇団にでも所属してそうなプロの人形劇師(?)2人が演じたのは「不思議の国のアリス」をアレンジしたもの。歌ったり踊ったりでテンポよく進む。広間に集まったのは全園児100人以上。5歳児、4歳児クラスの子どもたちはなかなか反応がいい。内容は意外と難しく、小学校低学年でやっとしっかり理解できるかどうか、という感じだったので、1歳児クラスのマホにはどれほど理解できたか不明だったが、それなりに満足そうだった。

マホは人形劇で今日の保育園は終わり。私はマホを自転車に乗せ、一足先に帰った妻を追いかけ、途中スーパーで買い物をして帰宅。

日々の忙しさで忘れ去られていた結婚記念日(9月30日!)を今更ながらランチで祝おうということで、バスに乗って最近お気に入りのフレンチレストランへ。この店は若い夫妻が切り盛りしていて、価格はリーズナブルなのだが、味は本格的。料理もデザートも凝っていて感心する。Dscf8619

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ユリはスリングの中でぐっすり。食べ終わった頃に起きてママのおっぱい。睡眠をうまくコントロールすれば、外食もできるのだ。

保育園見学の効果を実感したのは食事中。マホがうれしそうに「(人形劇を)一緒に観たよね~」、「パパがお迎えに来てくれたよね~」と何度も言うのだ。人形劇自体は「ウサギが出てきた」とか「大きい女の子が出てきた」くらいしか理解していないようだったし、印象にも残っていないようだったが、マホを早く迎えにきた私の膝の上で人形劇を観たということはしっかり記憶に残っているようだった。

「一緒に観たよね~」は家に帰ってからもマホの口から出たし、次の日にも出たので、やはり印象深かったのだろう。ちなみに一緒に保育園見学に行った妻は結局最後までマホに姿を見せなかったので記憶の対象外。一緒に行ったことを説明するも、いまひとつ飲み込めていない様子。不平等感は多少残ったがあきらめてもらおう。

★今日の一枚
フレンチレストランで、おいしいものを食べて大満足のマホ。
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マホ:「一緒に観たよね~」
パパ:「ママは何してたんだろうね~」

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